カブト虫捕獲体験
堆肥にするため牛小屋の牛の糞を道路ぶちに数年にわたって積んでおいた小山があり、そこを掘ると案の定カブトムシの幼虫が数え切れないほどいた。
ある期間をおき2回目に幼虫を捕りに来ると、さなぎになっていたり、あるいは成虫になっていたり種々捕れた。捕るためにスコップで掘ると死なせてしまったりもしたので、慎重に掘り進めた。
持ち帰った無数の幼虫を、牛の堆肥と土とを混ぜ合わせ、いくつかの入れ物に分けて飼う。
入れ物の材質は発泡スチロールや木箱やガラスであり、発泡スチロールや木箱は幼虫に囓られることが分かった。幼虫には食べる餌として木(雑木の木くず、チップ)が必要である。牛の堆肥の中では堆肥を食べていたのであろう。
発泡スチロールはかじられ無数の小さいつぶになり、木箱はかじられ穴が開く。穴から幼虫や木くず、土などが床にこぼれる。
たくさんの幼虫を飼うのはなかなかであると分かった。また室内で長く飼うと土が乾燥するので湿り気を与えたが、加減が分からず困った。水をやりすぎてさなぎにカビを発生させてしまいだめにするのもあった。
さなぎから成虫になる過程で一定の穴(空洞)が必要であり、乾燥した土では崩れてだめであろうと思った。
ガラスの水槽はさなぎから成虫になる過程を観察できたので良かった。ガラスにくっついて空洞を作った幼虫は観察できた。
次々と成虫になって出てきたが、それからも飼育が大変なことが分かった。餌(果物や蜜など)やりや環境作りが大変でもあった。
店で成虫は割といい値で売っていた。最後はみなで裏山へにがしに行く。