<平成9年8月17日撮影>
わがパソコン室の窓(丸い赤の円から外を見ると)からキジバトの巣作りが。
丸い赤の円が巣のある場所です。
雄雌が雛にエサを運んできているので、分かる。
夫婦で子育てとは、カッコウとか他の巣へ卵を産む変な鳥とは大違い。
野鳥の巣はなかなか見つけにくい。
でも我が家のキジバトは、エサを運ぶ時だけでなく、抱卵中も(抱卵を交代するか、食餌に飛び立つとき)大きい体なのですぐわかる。木々が揺れああ巣作りをしているなと分かる。
抱卵中はなるべく驚かさないようにしたが、こちらも必死で角度を付けカメラを向けると、微妙に角度を変えて人間の視線からのがれ、カメラに撮られないようにする。
まるで鬼ごっこみたいに。
雨でも風でもじっと暖め続けねばならない。
今年はこのキジバト夫婦にとって受難の年で、台風や大雨や大風で粗末な巣はよく持ちこたえた。
<平成9年8月17日撮影>
ふだんウイークデイは早朝から出勤で、ちょうど休日にこの様に撮影(姿を見れた)できたのは幸運のうちです。
1羽だけ雛になったようでした。その後くさった卵を秋の終わりに見つけ、やはり1羽だけだったかと分かる。
明らかに人間に慣れていなくて警戒心もなく、親鳥が来るのを待っている風だった。
そのうち完全自立する。
この撮影距離も望遠レンズとはいえ間近です。<平成9年9月23日撮影>
秋も深まり木の葉が落ちたとき巣の下へ行くと、風化した巣から下へ落ちたらしく、腐った卵を一個見つけた。
多分2個生んで、1個は無精卵ではなかったか。
あるいは大雨・台風でなんども痛めつけられたのでその時からずっと落下していたか?
9月16日の台風19号の時も、雛が落下していたら巣へ戻してやろうと台風接近で木が大揺れの時、下から見上げると、自分の顔が大雨で目も開けられない。為す術もなかった。
その頃、もう雛に孵っていたのでは。
白い丸い円が風化し壊れた巣です。
この巣の真下に卵が落ちていた。
数年前今回の木の隣のウバメガシでもキジバトが巣を作り雛を孵した。
その時も雛は2羽だった。
かなり粗末な巣なので、2羽の雛が大きくなると巣がいっぱいになり、1羽が巣から落ちた。
あと1羽は巣立っていった。
散歩から帰ってきた我が家の犬が、ウバメガシの下の草むらの中で蠢く、毛がやや生えそろった雛をかみ殺した。
そんな事があるので、今回の台風でも巣から落ちそうだった。